またこの季節がやってきました。そう、花粉。今年は例年よりもさらに花粉の飛散量が多いとのこと、お風呂に入って免疫力高めて打ち勝っていきましょう。改めまして、お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記です。

今回は、JR 西荻窪駅から歩いて10分のところに位置する、秀の湯さんにお邪魔してきました。

個人的に西荻窪といえば、以前Channel-Bという配信番組をやっていたのですが、そのロケ地が西荻窪でした。懐かしみつつ、降り立ちました。秀の湯さんは西荻窪駅の改札口を出て左、北口にあります。

北口を出たら右へ行くとすぐ交差点になるので、そちらを左へ進み北銀座街という商店街をひたすら直進します。

途中橋も渡りますが、まだまだ直進です。

左手にセブンイレブンが見えてくるので、そしたらもう少し。

大きな交差点に差し掛かるので、信号を渡り右へ。

そして、一つ目の路地を左へ曲がるとありました、秀の湯さん。

青いバブルで可愛い看板です。

この看板はデザイン経験がない女将さんご自身でデザインしたとのことで、センスの良さが光っています。

扉を開けた靴箱に併設されている券売機でチケットを購入します。入湯料は500円。また、サウナ利用の場合は受付で申し込みます。こちらは300円。フェイスタオルとバスタオル、さらにサウナで敷くサウナマットと目印のリストバンドが付いています！受付では、現金だけでなくPayPay払いも可能なので、小銭を持ち合わせていない場合でもとても便利です。

店内はこんな感じ。

壁には桃の節句を意識したような可愛らしい掛け軸と絵が飾られていて、目を惹きました。祝祭日や春夏秋冬に合わせた細かな内装の変化は、行くたびに楽しい気分にさせてくれて嬉しいですよね！

さて、それでは浴室へ行ってみましょう。ここからは公式HPの写真を拝借します。

脱衣場です。

大小30箇所以上のロッカーが完備されていて、広々使えます。また、洗面台前だけでなく壁全面が鏡になっているので、洗面台待ちをしなくてもお肌のケアなどがすぐにできるのがとてもいいと思いました！写真にもあるように植物が置かれているのも、清潔感があっていいですよね。浴室内はこんな感じ。

入って最初に感じたのは、浴室内がとにかく明るい！眩いほどに明るく、気分も明るくなるような気がしました。カランは22箇所。立って使えるシャワーは2箇所あります。ボディーソープとシャンプーインリンスは備え付けです。タイルがとても可愛らしく配色されていて、さらに明るい気分になります。

内湯は3箇所。

こちらは電気風呂。38度ほどに設定されていて、とても入りやすいです。

こちらは3種類のジェットバスが楽しめるお風呂。

42度ほどになっていて、先ほどよりも少し熱いくらいです。

そして、こちらが薬草風呂。取材日は健美湯で様々な薬草が配合されていて、肌にも体にもいいお風呂でした。こちらは44度ほどでかなり熱いです。

秀の湯さんのお風呂は全て井戸水を使われているので、湯あたりが柔らかく、内湯だけでも3種類の温度分けがなされていて幅広いお客さんに好まれますね。

さらにさらに！

露天風呂までついています！岩風呂で、なんとこちらは高濃度人工炭酸泉です。38度ほどですが炭酸風呂なので、じんわりと体が温まります。また、吹き抜けで空が見えてとても気持ちいい！時期によっては月見湯のイベントなどもされているみたいです。岩風呂の所々に観葉植物が置かれていて、最初造花かなと思ったのですが、生の植物でびっくりしました。細かいところまでしっかり気を配られていますね。

さて、サウナはこちら。

表記上は100度ほどになっていましたが、それよりかは少しだけ低いかなといった印象。10人ほどは入れるかと思います。テレビが設置されていて、その下にデジタルの時計があります。席によっては見づらいかなと思ったら、その席にはちゃんと壁に砂時計がついていて、その細かな配慮にびっくりしました。また、サウナの扉の外には貸し出されたサウナマットを引っ掛けるフックまであり、とても便利です。

水風呂は、15度ほどでちゃんと冷やしてくれました。気持ちいい。露天エリアには休憩できる岩のベンチもあり、そこで休んでからお風呂を後にします。

さて、お風呂から上がったらコーヒー牛乳の時間ですね。あまり見かけないメーカーのコーヒー牛乳を発見しました。

美味しかったです。空き瓶に可愛い牛の柄が印刷されていて、持って帰りたくなりましたがしっかり返却しました！笑

ということで、今回は西荻窪にある秀の湯さんにお邪魔してきました。内装やサービス、施設に至るまで、細かな配慮がたくさん散りばめられていて、とても気持ちよく利用させてもらえる素敵な銭湯さんだなと感銘を受けました。観葉植物一つとっても、人工だったらしなくてもいい水やりなどの一手間がふえ、どこか負担にもなりうることを続けることはとても大変なことかと思います。女将さんの、お客さんを気持ちよく帰したいというその気持ちがとても感じる、愛に溢れた銭湯に、是非一度足を運んでみてくださいね。

髙﨑俊吾 

Twitter：https://twitter.com/shun5tksk1112